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どこでも今日からできます 疲れを癒すリフォームデザインのヒント
今年の元旦に能登半島地震が起きました。本当にたくさんの方が被災されて、今も大勢の方が大変な思いをされています。心からお見舞い申し上げます。
建物の被害も甚大ですので多くの方が避難所や仮設住宅などの仮のお住まいで当面暮らされることと思います。
住まいの環境は疲れを癒して明日への活力を生み出すために本当に大切だと思うのです。
と言いましても、仮住まいはたいてい公共のものであったり、賃貸であったりしますので、できることは限られますよね。
そこで今回のブログでは、仮住まいでも手軽にとり入れていただけて、心と身体を癒す住まいづくりに役立つことをご提案します。
夕方以降は黄色っぽい明かりで暮らそう
私たち人間の身体の中には体内時計があります。それは太陽と同じリズムです。
太陽が昇ると私たちも起きて活動し、沈むと休みます。これはものすごーく長い人類の歴史の中で培われたもので、今もあるんです。ただ、現代の私たちの社会は人工的な明かりを手に入れたので、夜でも昼のような環境をつくって、昼夜関係ないような生活をしていますが、私たちの体の中の体内時計はやっぱり太陽と同じなのです。
なので、太陽の自然なリズムに近い環境で生活するのが私たちの心にも身体にも優しいものなのです。
だから、日中は白っぽい光の中でいろいろ活動して、夕方以降は夕焼けのような黄色っぽい光で過ごしましょう。
黄色っぽい光はお休みモード。
やってみていただいたら実感いただけると思いますが、気持がとても やわらいで、リラックスできる感じがあります。
そうは言っても、やらないといけないことがいっぱいでリラックスしているヒマが無いと思われる方もいると思います。そういう時こそ、せめて寝る前の1時間くらいは明るさを抑えた黄色い光の中に身を置いてみていただきたく思います。
夜に白い光を浴びることは、休みたがっている身体にまだまだ頑張れ! と言っているようなものです。十分がんばっているあなたですから、自分に優しくしてあげてくださいね。
どんな照明器具がいいか
今のお住まいの照明器具がもし白い光のものだったら、日中はそのままでOKなので、夕方以降の時間のために、黄色っぽい光が出る照明器具をひとつ用意しましょう。
もし、シーリングライト(天井に直付けの照明器具)をこれから付ける、交換できるのであれば、光色が白っぽい色から黄色っぽい色に切り替えられるタイプのものをぜひ選んでください。朝から夕方までは白っぽい光、夕方以降は黄色っぽい光に切り替えて使ってくださいね。
天井に付いている部屋全体用の照明器具がかえられないのであれば、置き型のもので黄色っぽい光が出るものをひとつ用意しましょう。スタンドライトですね。
このくらいの小さくて頼りなげな明りでもお部屋の中はずいぶん明るくなりますよ^^
クリップ型のものは手軽にいろいろな所に挟んで使えて便利です。天井に向けて照らすと部屋全体を柔らかく照らす明かりになりますし、本を読んだりしたい時は手元に向けて使うこともできます。
電気のソケットに電球をつけてその周りを障子紙などで囲めば即席手作りスタンドライトになりますよ^^ この時、電球はLED電球がおススメです。長い時間つけていても熱くならないので安心です。消費電力も少ないです。
レースカーテンをこだわって選ぶ
レースのカーテンなんて目隠し程度で何でもいいや・・・となりがちな存在。仮住まいのカーテンならなおさらかもしれないです。なのですが、レースのカーテンにこだわりを持って丁寧に選ぶとすごく気持が変わります。
レースカーテンは外から入る光を透かして見ますよね。そのレースカーテンの生地によってその光の見え方がものすごく変わります。
例えば、淡いピンク色の生地だと部屋の中もほんのりピンク色になります。葉っぱの柄の生地なら部屋の中の床や壁にその葉っぱの柄が映ります。それがゆらゆら揺れたりするさまをみているだけで心が和みます(^o^)
以前、きれいな花の模様のレースカーテンをお付けになった方が、「家族が起きてくる前の朝の静かな時間にこのレースカーテンから入る光の中で過ごすことが欠かせないものになった。」とおっしゃっていました、
とはいえ、ずっと住むわけではない仮住まいに、そんなカーテンもったいない・・・と思われるかもしれないです。
なのですが、特殊な窓でなければ、窓のサイズというのは規格である程度決まっています。カーテンのサイズも多少の違いはあってもだいたい近いですから、たいていの場合、お引っ越しの際に新しいお住まいの窓でも使っていただけると思います。寸法の直しはできます。
ただ、中連窓(窓下から床まで壁がある窓)用のカーテン丈を掃出し窓(床からすぐに窓)用に長くすることはできないので、元が中連窓のカーテンであっても床までの長さにされておくことをお勧めします。その方が天井が高く見えるなどいろいろメリットありますよ^^
テーブルの上を片付ける
忙しいとついついお部屋の中が乱れがち・・・。とてもよくわかります。私もそうなので。でも、やっぱりそれだとなかなかリラックスできないです。いろいろな物が目に入って気になるからでしょうか。
そんな時は、テーブルとかカウンター、飾り棚など水平面を一度片付けてみましょう。飾り棚なら余計な物は片付けて何かを飾ってみたり、リビングテーブルならすっきりさせて読みかけの本を置くくらいに。
そういう水平面は服装で言えばえりや肩みたいなもので、他に多少しわがあったとしてもえりや肩がきちっとプレスされて形が整っていたら全体的にきちっとした印象になるじゃないですか。お部屋の中のテーブルやカウンターなどの水平面はそれと同じようなもののような気がします。
全ての水平面でなく一部でもいいです。あなたが一番気になる水平面を片付けてみましょう。
まとめ
住まいの環境は疲れを癒して明日への活力を生み出すために本当に大切だと思うのです。
と言いましても、仮住まいはたいてい公共のものであったり、賃貸であったりしますので、できることは限られますよね。
今回のブログでは、場所を選ばず手軽にとり入れていただけて、心と身体を癒す住まいづくりに役立つ方法について書きました。お役に立てたら幸いです(^o^)
画像出典
日本照明工業会(体内時計画像)
スミノエ
フライミー(クリップライト)
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